和ランの育て方
春
4~5月頃、最低気温が5℃を超える日が続くようになったら、戸外で管理します。この時期はしっかりと陽射しに当てましょう。水やりも晴れの日は毎日してください。植え替えや肥料を与えるのもこの時期です。
植え替えの方法
※植え替えの目安は2年ごと。
現状の鉢よりも一回りだけ大きい鉢を選び、根をくずさぬよう、
そのまま移して周囲に用土を補充します。
POINT1
あまり大きな鉢に植えてしまうと、花が咲きにくくなります。また、とても根っこに力のある植物なので多少伸縮性のあるプラスチック製の鉢がオススメです。
肥料の与え方
シンビジウム用の肥料を、規定の1/2~1/3ほど与えてください。和ランは東洋ランとの交配種ですので肥料はたくさんは必要ありません。やりすぎると根が傷んだり病気の原因になりますのでご注意ください。
モルバーク
(細粒)
ラン育種会社の製品です。プロも初心者もとても使いやすいです。
モルコート
(13・13・13)
洋ラン向けのものなので、使用量は1/2~1/3です。
夏
梅雨が明けて暑くなってきたら、直接日光の当たらない木陰などに移動させます。水やりは、乾ききってしまわぬよう晴れた日の午前中にたっぷりとあげましょう。
秋
最低気温が5℃を下回る日が続くようになったら、室内に入れましょう。窓辺のレースカーテン越しくらいが丁度良いです。
冬
花芽が伸び、つぼみが付く時期です。なるべく明るいところへ置いてください。花が見頃を迎えたら、陽射しの強くない涼しいところで管理すると長く楽しむことができます。
POINT2
花はとても乾燥に弱いので、エアコンや暖房器具の近くは避けてください。
POINT3
室内で管理しているときの水やりは、週に1~2度を目安に乾きすぎないようにたっぷりとあげてください。ただし、根腐れや病気の原因になるため、受け皿には水を溜めないようにしてください。
庭植えもできます。
関東以南の暖かい地域では、お庭に植えて楽しむことができます。直接、雪や霜の当たらない軒下や庭木の下に植えてください。
室内でお花を楽しむ時期にはお好みの鉢に入れて飾るのも
楽しみの一つです。